ソボジロ

セミリタイア後の日常考

2021-01-01から1年間の記事一覧

セミリタイアブログは読んでいるとすぐに飽きる

久しぶりに一週間程度ブログを書いてみているがあまり楽しくない やる気がない 動機もなければ目的もない 生活時間はあり余っているしブログを書いているのはたかが20分程度だろうが時間がもったいない気がする こういうものはしばらく続けてみないと楽し…

つまらなくなければ人生じゃない

ここ2週間くらい資格の講習や仕事や飲み会で忙しい 明日も明後日も用事がある iPhoneのカレンダーが埋まっているのを見ると憂鬱な気分になる 今週が終われば来週はヒマだ 私はヒマでなければならないのだ カレンダーが文字で埋まっていると(精神的な)部屋…

さまざまな老いのなかでもっとも嫌なもの

昨日、まだ老いを感じていないと書いて思い出したけれどそういえば昔より眠りが浅くなった でもこれが老いだとはっきりとは認められていない うまくやればまた深い眠りにもどることができだろうとどこかで思っている自分がいる ボーヴォワールは老いは不意打…

いずれ自己差別するようになる

まだはっきりとした老いを感じたことはないがもうそろそろ感じはじめるころだと思う これから長い年月をかけて衰えていく 私はずっとサッカー部だったがこのあいだ会った友人が「ひさしぶりにリフティングをしてみたら数回しかできなかった」という 私の方は…

働いた方が楽だと思う日

以前は毎晩晩酌していたが半年ほど前から酒をよしている だが飲み会の場では飲む 前夜に外で飲むイベントがあって今朝は二日酔いというほどでもないが気だるい朝を迎えた 朝のスタートでしくじるとなかなか調子を取り戻すことできない 普段飲まなくなったか…

ベーシックインカムではつまらない

知り合いが最近個人経営の中華料理屋に行かなくなったいう話をしていたので、私の方も最後に行ったのはいつだろうと考えて仕事のランチに誘われた店を思い出した 安い店だったが安さにはわけがあった 私は油淋鶏定食、同僚はレタスチャーハンを頼んだ 油淋鶏…

魔法をつかわない

コーヒー代が半額になる魔法があるという 自家焙煎である 片手鍋で簡単にできるというのでやってみたが結果を見てやめることにした 普段飲んでいる焙煎済みの豆は200グラム1100円、高くもないが安くもないグレードである 一日20グラム使用するので…

苦しまないで死ぬ権利

消防設備点検資格者の講習を受けてきた 講習中、講師が二酸化炭素をつかった消火設備の説明をしているときに操作ミスで死ぬ人がいるが麻酔のように効いて死ぬから苦しまないといっていた いいことを聞いた 私は現在32だが老人になるころには、安楽死は日本…

信号機の前で自分がセミリタイア民だと自覚する

以前は車が走っていても少しのスキを狙って赤信号を渡っていたが、最近は、車の通りがまったくない道でも、青に変わるまでぼうっと待つようになった。 なかば意識してはじめたことだが、いまでは無意識に足が止まるようになった。横断歩道に到着したときに信…

勝手にするという自由

テレ東でやっているYouTubeで蛭子能収が「テレビはギャラが高いから窮屈だが、漫画はギャラが低い分勝手に書けていい。編集者のいうことも聞いていない」と言っていた。 蛭子能収の漫画は基本的に途中で話の筋に行き詰まり、誰かを撲殺するというエンドにな…

欲しいものができたときに思い出すソローの経済論

私はもともとガジェット好きなので、新製品がでると心がひかれる。歴代のpomeraはすべて買ってきた。iPadProとMagicKeyboardの組み合わせ(13万円)は最高に可愛いと思い、買う寸前までいった。仕事をやめてからは何も買っていないが、感覚としては楽にな…

地獄から帰ってきた

今日は消防設備点検のバイトだった。日曜出勤である。いろいろと設備の多い物件で「日曜は地獄ですよ」と脅されていたが、ぜんぜん大変じゃなかった。たまたま地獄じゃなかったのか、私だけ地獄と感じていないのか。「今日も地獄でした?」と最後に聞けばよ…

コスパはセミリタイア生活の敵

コスパでものを考えるとあれもこれもよく見えてくる。世の中はコスパがいいものであふれている。コスパがいいものの問題点は、それを買わなければ損をするという印象を植え付けられるところである。「何も買わないのがいちばん得」というのはそのとおりだが…

無愛想を通すのも能力

愛想のいい人がブラックな発言をすると、その人の本性が見えたと思いがちだが、どちらかというとブラックな方がその人にとってエラーであることが多い。二面性というほどでもない。二面性というのは善悪や陽陰がせめぎ合っているような状態で、基本的に愛想…

金がないからいま読んでいる本をゆっくり読める

小説家の誰だったかは忘れたが以前Twitterで、最近はお金がないから本をゆっくり読んでいるとツイートしてて、いいなと思った。次の本を買う金が惜しいから、いま読んでいるものの時間をできるだけ引き伸ばすというニュアンスである。落ち着きのない読書人(…

体力を節約しなくていい生活

仕事をやめてから、移動手段がもっぱら自転車になった。 家から自転車で30分ほど走ると渋谷に行けるのだが、あるとき青山ブックセンターに行ったとき、その日はミャンマーで軍事クーデターが起こった翌週くらいだった、在日ミャンマー人たちがデモ行進をし…

自分を捨てて大衆のなかの一人になる

あんまり斜に構えないで、楽しめるものはなんでも楽しんでしまうことが大事ではないかと考えるようになった。桜が咲いたならその下で酒を飲んだほういいし、暑くなったら海に行ってみるべきだし、ブルーインパルスが近くを飛ぶならベランダに出てみることだ…

ゲームをするのをやめた

数年に一度、ゲームしたい欲がわいてくる。そのたびにハードを買っては手放すということを繰り返していて3DSもSwitchも短期間のうちに売った。今回はPS4を買ってすぐに手放した。 今回のゲーム欲は職場の同僚がゲームの話をしていたのがきっかけである。彼…

いつもどおりの日常を過ごしている

飼猫が死んで、1週間が経つ。いつもどおりの日常を過ごしている。悲しみにどっぷり浸ったりはしていない。たぶん親兄弟が死んでも親友が死んでもこんな感じなのかと思う。飯が喉を通らないということもない。特別なことはしていない。 本を読んだり、Netfli…

飼猫が死んだ

5月10日に飼猫が死んだ。17年生きた。最後の日、私はゴールデンウィークあけで、仕事日だった。看取ることができなかった。週に1日しかない仕事の日にどうして重なってしまうのかと思った。 けれども猫の死が私の出かけたあとに訪れたのは、それまでの…

別れにむけた日々

回復した老猫が食べてくれる餌を探して、ペットショップを1日に2往復くらいしている。ペースト状のものなら食べてくれるが、ウェットフードは汁だけ飲んで粒は食べない。 ある餌のおかげで寿命を延ばすことができたというレビューが沢山ある。延ばせる寿命…

人のために生きるか、自分のために生きるか

人のために生きていてたらもっと自分の時間を生きればよかったと思うだろうし、自分のためにばかり生きていたら逆のことを思うのだろう。 バランスをとるべきだという話ではない。大抵はどちらかに大きく偏るものである。 どの道を選んでも後悔すると思えば…

飼猫が死にかけているときにそばにいてやれる

先週までは普通に元気だった飼猫が、餌を食べなくなり、昨夜は餌場にはいったもののその場でうずくまって動かなくなってしまった。調べてみると、老猫は24時間食べないとなると、かなり厳しい状況らしい。 今朝になってやっと少しだけマグロを食べ、餌も少し…

バイトの日に飲むコーヒーと休日に飲むコーヒーの違い

週1のアルバイトがだるくないといえば嘘になる。前日には「明日バイトかあ」と思う。 逆にバイトの翌日は強い休日感がある。新たに6連休が来るみたいな感じである。その感覚があるのは、バイトをした翌日だけで、その次の日からはいつもの日常的休日である…

アルバイト先にヤバい人が入社した

私と一緒に入ったアルバイトの50歳のおじさんがいろいろヤバいという噂を聞いていたが、はじめて出勤日が一緒になった。蛭子能収みたいな雰囲気の人だった。 その人はその日は上司とずっと交通費の交渉をしていた。住居が何拠点かあって、それぞれの場所か…

元殺し屋の暮らし方

前回、寝太郎のYouTubeについて、作り込まれていないこと、雑にやることのよさについて書いたが、今日またチャンネルを見に行ったら、チャンネル名が「現役を退いて余生を静かに小屋で過ごす元殺し屋」に変わっていた。 笑った。 (↑ランキングに参加してま…

作り込まないこと、雑にやること

寝太郎がYouTubeで小屋作りの動画をアップしはじめたときに「できるだけ雑につくりたい」と言っていたが、あるときに動画にBGMをつけてみたらそれっぽくなってしまったと落ち込んでいた。 雑につくりたいというのは、作り込まれたものがつまらないという…

なぜ他人がサボっているとムカつくのだろうか

トム・ルッツという人の本に、いつまでもカウチから起き上がってこない息子になぜ憤りを抱いてしまうのか、ということを書いてあったが、私も同じようなことでイライラしがちである。 私は自分が怠け者であるにも関わらず、他人には勤労主義を押し付けるとこ…

エドワード・バーナードのように転落したかった

サマセット・モームの書いた「エドワード・バナードの転落」という短編小説がある。岩波文庫の『モーム短編集(上)』に収録されている。 1921年に書かれたフィクションだ。シカゴで事業に失敗したエドワードは婚約者を残して、再起を掛け単身タヒチに出…