ソボジロ

セミリタイア後の日常考

金がないからいま読んでいる本をゆっくり読める

小説家の誰だったかは忘れたが以前Twitterで、最近はお金がないから本をゆっくり読んでいるとツイートしてて、いいなと思った。次の本を買う金が惜しいから、いま読んでいるものの時間をできるだけ引き伸ばすというニュアンスである。落ち着きのない読書人(ほとんどそうだと思う)は一冊の本を読み終わる前に、他の本に心うつりしている。読み終わる前、というのは控えめな表現で、実際は、読みはじめてすぐ、あるいは、読み始める前から他の本が気になっている。

なぜ心移りしやすいかといえば、今読んでいる本から逃げたいと思っているからである。本を読むというのは面白くても骨が折れる作業だから、あと何ページ残っているかついつい考えてしまうものである。

金がないというのはある種の自己暗示でもあって本が買えないほど金がないなんてことはない。

小学生のころに1つのゲームソフトを大事に遊んだように読むことだ。金がないから次の本はまだ買えない、というふうに考えておけば、何の理由もなしに今の本を大事に読もうと思うよりもゆっくりと腰を据えて読める。

 

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